犬猫の終末期医療・緩和ケアについて
「治す」だけではなく、「穏やかに過ごす」ための医療へ
私たちは、犬猫の終末期において、
「どこまで治療するか」だけではなく、
「どれだけ苦痛を減らせるか」を大切にしています。
病気を完全に治すことが難しい段階であっても
● 痛みを和らげる
● 呼吸を楽にする
● 夜ゆっくり眠れるようにする
● ご家族と穏やかな時間を過ごす
ことは、とても大切な医療だと考えています。

当院で行っている終末期ケア
以下のような終末期・緩和ケアに対応しています。
● がん末期の疼痛管理
● 呼吸苦(息苦しさ)の緩和
● 夜間不穏・夜鳴きへの対応
● 認知症様症状による不安や混乱へのケア
● 不安・パニックの緩和
● 在宅ホスピスケア
● ご家族の介護相談
● 緩和的鎮静(セデーション)

緩和的鎮静(セデーション)について
終末期には、痛みや呼吸苦、不安などによって、十分に眠れなくなることがあります。
そのような場合、必要に応じて「緩和的鎮静(セデーション)」を検討することがあります。
これは、鎮静薬などを用いて意識を穏やかに落ち着かせ、苦痛を和らげるための医療です。
セデーションの目的
セデーションは、
● 苦痛を和らげる
● 恐怖や不安を減らす
● 穏やかな時間を作る
ことを目的として行います。
「命を縮めること」を目的とするものではありません。
当院では、十分な説明とご家族の同意のもと、慎重に実施しています。
このような場合にご相談ください
✔ 痛み止めだけでは苦しそう
✔ 夜眠れず鳴き続ける
✔ 呼吸が苦しそう
✔ 不安やパニックが強い
✔ 最後の時間を穏やかに過ごさせたい
✔ 在宅で看取りたい
✔ 介護疲れや不安が強い
「まだ食べているから大丈夫」ではなく、その子がどれだけ苦痛を感じているかを総合的に評価することが大切だと考えています。
ご家族へのサポートも大切にしています
ご家族へのサポートについて
終末期医療では、ご家族も大きな不安や迷いを抱えます。
✔ 「まだ治療を続けるべきか」
✔ 「この判断でよいのか」
✔「苦しませていないか」
✔ 「自宅で看取れるのか」
当院では、動物だけではなく、ご家族全体へのサポートも大切にしています。在宅ホスピスケアについて
「病院で最期を迎える」だけではなく、住み慣れたご自宅で穏やかに過ごすという選択肢もあります。
大切な時間をご自宅で過ごせるよう、
● 在宅での疼痛管理
● 夜間ケアの相談
● 食事介助
● ご家族への介護指導
● 看取りサポート
などにも犬猫のケアサポート「こもれび」と連携をとり対応しています。
当院の考え方
当院の考える終末期医療とは
終末期医療では、「どこまで治療するか」だけではなく、「どれだけ苦痛を減らせるか」
がとても重要だと私たちは考えています。
侵襲的な治療を続けることよりも、
✔ 穏やかに眠れること
✔ 呼吸が楽であること
✔ 不安が少ないこと
✔ 大切なご家族と静かな時間を過ごせること
を優先した方が良い場合もあります。
その子とご家族にとって、より穏やかな時間を一緒に考えていきます。


